探求する経験

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非常勤講師をしている、大阪芸術大学の卒業制作展を見てきました。

今年の4回生は、私が大学で講師を始めた最初の生徒達(2回生の時)のため、私自身思い入れがあります。初めてのため生徒たちのレベルがわからず、私も手探りでやっていましたが真面目に付き合ってくれました。

そして、卒展の作品を見るに、私が受け持っていた頃に比べると作品のクオリティも上がっていて感心しました。

私はPhotoshop、Illustratorの操作を中心に、どちらかというと実務的な授業をやっています。でも、大学は職業訓練校ではなく、何かしら自分でテーマを見つけて探求する場所であると思っています。そのために4年もの長い期間が用意されていると、生徒にも伝えています。

そう考えるのは私自身が大学時代に、じっくり探求する時間を持つことが出来たことを良かったと思うからです。学校の課題制作に、直結するようなものではない美術作品を見たり思いを巡らせた経験が、その後の創作活動の土台になっています。この文章を書いている時も、言いたいことの整理や掘り下げに役立っています。

今の生徒たちも学生時代に興味を持ったことが、デザインの仕事とは全く関係ない事柄に思えるかもしれないけれど、探求した経験は必ず財産となって、社会に出ても思考の広がりや物事の見方、捉え方に役立つはずです。



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