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隣が民泊に、そして遅れてきた爆買い

そうなんです、タイトルの通り我が家の隣が民泊になりました。

ちょうど1年程前、ある日突然お隣りの方が「明日引っ越しすることになりました。」と挨拶に来たのです。あまりに急だったのですが、いろいろと事情があるのかな〜と、その言葉通り翌日引っ越されました。

ただ、家の荷物はそのままで、トラックで運び出したのが約1ヶ月近くあと。我が家もお隣りも一軒家で、お隣りは10年近く前に新築されて引っ越して来られたので、ずっと住み続けると思っていたのですが、人だけ先に出ていくなんて、やっぱりいろいろあるのかなと。

それから半年以上、誰も越してくる様子もなく空き家のまま。それはそれで静かで良かったのですが、どんな人が住むのかな〜と気になっていました。

それがある時、お隣りにリフォームが入りました。売家か賃貸に出す前にキレイにするのだろう、いよいよ誰かが越してくるかと思っていました。

と、普通のリフォームにしては、やけに時間がかかっていました。人が住んでいたとはいえ、築10年ほどの家です。小さなお子さんも居ましたが、それほど時間がかかるものかと気になっていました。

ある時、家の前を通ると二段ベッドが運ばれてきました。隣は家具付きの物件になるのかと、よく見ると2セットも。ん? 大人も二段ベッドで寝ないこともないでしょうが、普通なら子供を想像します。合計4人寝ることができるわけで、この少子化の時代ではなかなか無いですよね。人数を狙い撃ちした家具付き物件?

と、もしかして民泊になるのでは!とピーンと来ました。予想は的中、数週間が過ぎてリフォーム工事が終わり、しばらくすると民泊業者の方が挨拶に来ました。

え〜、やっぱり!

聞いてみると、家の持ち主は既に変わっていて、中国人が購入したとのこと。そういえばリフォームしていた時に、中国人の女性が見に来ていました。もしかして道に迷ったのかな? と思ったのですがオーナーだったようです。その中国人が資金を出してリフォーム、民泊の営業は日本の業者が請け負うことになったそうです。これから我が家の隣には、見ず知らずの異国の人達が入れ替わりやってくることになりました。

不安もあるので業者に聞いたところ、一軒家まるまる貸すので民泊としては金額的に高い部類に入るらしく、予約する人もそれなりに余裕のある人しか来ない、若者がグループで借りることはほとんど無い物件であるとのこと。また、旅行者は知らぬ土地のため、さほど大胆になることはないそうです。なので、夜中に騒ぐようなこともないでしょう、ということでした。何かあった時の連絡先として、名刺を頂きました。

しばらくして役所の人が物件の確認に来ましたし、玄関にも民泊の許可証を掲げていて連絡先も確認できるので、いわゆるヤミ民泊でなく、その点では少し安心です。

そして、9月頃から実際に営業が始まり、既に結構な数の宿泊が続いています。我が家の場所は最寄り駅から歩いて数分で、梅田や難波にも電車で20分程度で行け、京都へも1時間程度で行くことが出来ます。その立地の良さもあってか、ほぼ宿泊が途絶えることはありません。

宿泊するのは海外の方ばかりなので、飛行機の時間によっては早朝にチェックアウトするケースもあって、その後すぐにクリーニングが入って、午後から次の宿泊客がやってくる時もあります。かなり儲かってますね…。

3ヶ月が過ぎましたが、いまのところトラブルはありません。ゴミが散らかっていることもありませんし、夜に騒ぐこともありません。1軒貸しのためおじいちゃん、おばあちゃん、孫を含むファミリー層が多いようで、日本へ旅行に来たからと言って、騒ぐような客層ではないようです。この辺りは民泊業者が言っていた通りです。

先日、小さい子が居た宿泊客の時は、フローリングに椅子を滑らせてズズズーと音をさせることがありましたが、4〜5日で出ていったのでさほど気になりませんでした。

そういう意味では、ずっと住み続けるお隣さんではないので、ちょっと気になることがあっても、数日で出ていくと思えるので寛大な気持ちにもなれます。これが引っ越してきてずっと隣に居るとなると、ストレスも溜まるでしょうけれど。

我が家の地域には他にも民泊があるらしく、近所でもスーツケースを引く外国人の姿が多く見られます。

コンビニも複数あって便利ですが、特に潤っているのが近所のスーパーです。チェーン店ではなく、地元の小さなスーパーで生鮮食料品、お惣菜などがメインで、コンビニより価格も安いため旅行者らしき外国人のお客が増えました。

民泊に宿泊する旅行者は長いと一週間ほど滞在するため、2Lのミネラルウォーターをケース買いしていきますし、お惣菜を買っていく姿も見られます。おかげで夕方の割引時間になると、以前よりもお惣菜が品薄になってしまう影響を受けているのですが…。

地元のお客の客単価2,000円程度のスーパーで、旅行者は1万円近くの買い物をしているので、スーパーとしては思わぬ爆買いでホクホクのようです。言葉がわからないレジのおばちゃんは大変そうですが。


事業者必携 記載例つき 民泊ビジネス運営のための 住宅宿泊事業法と旅館業法のしくみと手続き [ 服部真和 ]