明石市立文化博物館で開催されている「江口寿史イラストレーション展 彼女」へ行ってきました。
これは漫画家でありイラストレーターでもある江口氏の、女性イラストを中心に新作も含め約300点が展示されている展覧会です。開催に関しては以前にここでも触れていて、とても楽しみにしていました。行くのは決めていたものの、時期は全く決めていませんでした。
それが今朝、急遽思い立って行ってきました。というのも、御本人が会場に来るとの情報を得たからです。
搬入からオープン初日の昨日は会場にいらっしゃり、来場者へサインをしていることはTwitterで知っていました。
ですが、おととい私が加入しているデザイナー協会の展覧会オープニングと二次会があったため、帰宅が遅くダルさもあり昨日は外出する気になれませんでした。
それでも、Twitterでは会場を訪れてサインを貰った人たちのツイートが拡散され始め、行けばよかったな〜とちょっと後悔していました。お昼を過ぎて「今から行っても間に合うかな…」と気になりつつも、無理かな〜と結局出かけず。2日目も居てくれたら行くのにな〜、と淡い期待を抱きつつ眠りにつきました。
それが今朝になってTwitterを確認すると、江口氏ご本人が東京へ帰る前に再度会場へ行くとツイートされていたのです。これは行かねば!と、9時過ぎにその投稿を読み急いで準備、10時前には自宅最寄り駅のホームに立っていました。会場近くのJR明石駅まで約1時間と、大阪市内からそう遠くはないので間に合えばご本に会えるのでは!と期待しながら向かいました。
ということで、明石市立文化博物館に到着。どうやら、まだ江口氏は来ていないようで、展示を先に見ることにしました。
とは言うものの、いつ来るのかと気になってしまい、せっかく目の前に作品があるのに集中できず。それでも一通りは見れたので、ロビーで待つことにしました。
そして、Twitterを確認すると、御本人が「今から向かう」とツイートされていたので、そわそわしながら待つこと約20分。ついに御本人がやってきました。イメージは雑誌などで見たまま、飾る感じもなく自然で気さくそうな雰囲気です。
すると、学芸員からサイン会のアナウンスがあり、私はロビーに陣取っていたおかげで5、6番目くらいでした。
私は作品を観るのはもちろんのこと、サインを頂くことも大きな目的だったため、作品集2冊「両方にサインを頂きたいのですが…」と差し出したところ、快くOKを頂き女性のイラストと「せんちゃん」まで描いてもらえました。
サラサラっと描かれていくのを眼の前で見られるなんて!と終始感動しっぱなし。後から動画で撮ることも出来たかもと思いましたが、それはそれで撮れているかディスプレイが気になったかもしれず、自分の眼で直接見れたことに感激です。
特に描いていただいた女性のイラストは、サイン会に並んだ初めの方だったので、御本人の疲れも少なく丁寧に描いて頂けた(笑)のではないかと大満足です。そして一緒に写真と握手もしていただきました。サービス満点、この時ほど感激したのは久しぶりじゃないでしょうか。
さて、サインも無事に貰えたので、展示会場を落ち着いて再度回ることにしました。会場はフラッシュを焚かなければ撮影OKです。以前の京都展では一切ダメだったので、これはかなり嬉しい!
ただ、作品保護のため会場は薄暗く赤みがかった照明で、写真に撮ったとしても記録として残す感じですね。仕方がありませんが、作品を正確な色で見ることが出来ないのはちょっと残念でした。とか言いながら結構撮りましたが(笑)。ちなみにこの展覧会の図録はなく、ショップに並んでいるのは一般の書店で売っている作品集や書籍と同じです。
展示されている女性イラストはコンピュータで描かれて出力されたものや、手書きでも複製されたものが多いですが、「ストップ!! ひばりくん!」や古いイラストの一部は生原稿もありました。ベタ塗りや修正ペンで書き直したところが見られるのは貴重です。
2階の展示室から1階へ進むのが順路となっていて、作品も後になるほど近年のものになります。私は江口氏の作品はよく見ている方ですが、1階の展示室では初めて見るものもありました。特に関東方面のキャンペーンで使用されているイラストは、関西では目にすることがないですからね。
そしてショップでグッズを購入。クリアファイル、バッチ、ポストカードを買いました。事前にツイッター上で話題になっていたアクリルスタンド、税込み3,980円となかなかのお値段ですが売り切れていました。4月27日に再入荷予定とのこと。
というわけで、急に思い立って明石まで行ったのは疲れましたが、その甲斐あって直筆サインをいただけ、少しお話も出来て特別な一日になりました。
step ー Eguchi Hisashi Illustration Book - [ 江口 寿史 ]