この度、新しい取り組みとして出張講習を始めました。
これまでも依頼があれば、希望の場所へ出向いて講習することもありましたが、今回スタートするものは、あらかじめ講習の内容を決めた、一つのパッケージとして提供します。
それは、デザインや美術の勉強経験がない方に向けた「出張講習:ノンデザイナー、ビジネス職向け 〜デザインがわかるセミナー〜」です。
昨年の夏、公園財団様の講習を行いました。
その時受講された方々はチラシやポスターなどを内製化しつつも、デザインや美術の経験がないままデザイン業務を任され、その良し悪しの判断もハッキリしないまま、手探りでこなしている状況で、デザインとは何か、どうすれば人を惹きつけるデザインができるのかといった、デザインの基礎的な考え方や捉え方の講習を行いました。
後日、その感想を頂いたのですが、これまでモヤモヤしていた考えがハッキリした、手探りでやっていたことの自信が持てるようになったと非常に好評でした。
また、周りのデザイナー仲間からも地方自治体や、商工会などの団体に向けてデザインのセミナーを行ったという話をよく耳にしています。自分たちで地域のブランディングやイベントを行う場合に、どういった流れで何をどう進めればよいのかわからない。デザインの必要性は感じてるものの、特に地方では情報が少なく何を手がかりに進めれば良いのか困惑している状況もあるようです。
パソコンやネットプリントサービスなどが普及する中で、チラシやポスターなどを手軽に作れる環境は整いつつも、携わる人のデザインに対する考えやセンスがまだまだ追いついておらず、伝えたい情報が理解されず、期待した反応が得られない状況もあり、それらを身に付けいたいと感じている需要は結構あるように感じます。
「デザインがわかるセミナー」としては、先の講習の内容に手を加えて、単に色や形のデザインではなく、状況の把握から情報の整理、そしてアウトプットまでの流れとデザイン的な思考を含めた内容にしています。さらにはSNSを使った効果的な情報発信や、そもそも広報は何のために行うのかといった、そもそも論的なことも扱う濃〜い内容になっています。