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思考の断片化

「思考の断片化」なんていうと、かしこのようですが簡単に言うとジックリ考えたくても、いろんな事が割り込んで集中できないということです。

今、仕事としてはWeb制作が中心でありつつも、ネットショップの運営にもかなり時間を割いています。

Web制作では文字通りWebサイトを制作する物と、起ち上げ後のサポートもしています。具体的にはネットショップの売上げを上げるべく策を講じるのですが、そう簡単ではなく、それぞれのサイトの反応を見つつ、扱っている商品やサービスに応じた策を考える必要があるので一筋縄では行きません。

自らのネットショップの運営では独自サイトと楽天サイトがあって、独自サイトは英語による問い合わせの対応や受発注処理、楽天は国内だけでですが受発注処理や、こちらも売上を上げるための策を考えます。

それらはある程度似通っているので頭の中の思考の方向性は同じ。が、うんうんと考えているときに、問い合わせがやってきて「サイトに商品のプロモーションムービーを載せたい」とあれば、動画をエンコードして掲載。エンコードもしょっちゅうするわけではないので、最適な圧縮具合を試していると時間も経過…。そして、それがAndroid端末でちゃんと表示されない!と連絡があれば、その対策をネットで探して対応して…。今回は知人にお願いして連絡のやり取りをしていると、ネットショップに注文が入って受注処理をして、納品書を作って発送担当スタッフに送付して…。

という具合に、その時考えていることとは全く別のことに対処しなければならない時が、よくあるのです。そうなると、考えていることが途中で分断されてしまい、落ち着いて元の場所へ戻ったら「さて、どこまで考えていたっけ?」と、「思考の断片化」が起きてしまいます。

若い頃はこういう自分を「マルチなオレってカッコええや〜ん」などと思っていたのですが、今では本当にマズイと感じています。というのも、複数のものが入り交じると考えが浅くなってしまいがち。深く先の先まで考えたいと思っても、なかなかペースが掴めないのです。

いつもの自分の机、Macの前に座って居るといろいろと目に入ってくるので、あっ、あれやらなきゃ、これもやらないと…、と意識があちこちへ飛んでしまいます。パソコンの前に座っていると取引先や気になる事のデータが全て入っているので、思いついた時にすぐ探し出して参照したりできてしまうもんだから、便利な反面不便です。

これは自分でもマズイと思って、ある企画書を作らなければならない時、少し散歩も兼ねてひと駅向こうのマクドへ行ってノマドしてきました。マクドへ行くとはかどるのか? という気もしますが、実際はかどりました。テキストさえ打てればいいやと思って、iPadを持って行ったら思いのほか集中できましたね。周囲はガヤガヤしているものの、集中しなきゃと思えば意外とすんなり入り込めて。

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いい方法が見つかったと思いつつも、そう毎度毎度マクドへ行くわけにも行かず。つくづく年齢と共に、頭の切替が鈍くなってしまったのかな〜と感じるのでした。


人生で大切なことはみんなマクドナルドで教わった [ 鴨頭嘉人 ]