iPhoneを機種変更したのは、前の記事でお伝えしたとおり。その作業でつまずきました…。
私はauのオンラインショップで機種変更するiPhoneを注文し、手続きと本体のデータ移行も自宅で行いました。
以前に、近所のauショップでアクティベートをやってもらったら、説明がないままオプションへ勝手に加入させられた(申込書には記載されていましたが、そこには全く触れず)ことがあって、携帯ショップの店員は信用していないからです。
前回、2年前の機種変更も自宅でやり、問題なく移行できました。今回もスムーズに進むと思っていたのですが。
iPhone自体の初期設定、アクティベートは難しくありません。SIMの入れ替え、ネットでの回線の切り替えも問題ありません。
データの移行は、私はいつもデスクトップのMacでバックアップを定期的に取っているため、そこから「復元」をすれば、これまで使っていたiPhoneと、ほぼ同じ環境が再現できるハズ。
新しいiPhoneをMacへ繋ぎ、iTunesのバックアップから復元しようとすると、パスワードを聞いてきました。ふと、私は「パスワード? ここで?」と、普段よく利用するパスワードを入れましたが、弾かれてしまいました。
Macのバックアップは、別のiPhoneへ勝手にデータを復元されないようパスワードで保護されていたのです。
バックアップは暗号化せず、パスワードも使用しない設定も可能です。事実、2年前の機種変更の時は暗号化しておらず、問題なくバックアップから復元できました。
それが、いつだったか「暗号化しといたほうが良いよね」と、軽い気持ちでチェックマークをオンにした覚えがあります。が、そのパスワードが思い出せません…。
思いつくパスワードを順番に、15個ほど入れましたが全滅。アルファベット、数字、大文字・小文字を入れ替えて試しても、やっぱり無理。復元出来ないと、全くの新規の設定でiPhoneを使い始めなければなりません。永遠にバックアップは戻ってこいないのです。
しかも、少し前にiTunes側で、アプリの管理が出来ない仕様になったため、使っていたアプリも全部は思い出せません。仮に思い出せて再インストールしても、それまでのデータや記録していたID、パスワードなども全て無い状態、真っさらな状態になってしまいます。
それだけは何としても避けたい!
いろいろ考えて、ダメ元で一旦、iCloudへバックアップを取ることにしました。旧機種からiCloudへバックアップを取って、そこから新機種へ復元すれば行けるだろうと。幸い、iCloudのIDとパスワードは覚えています。
と、いざiCloudへバックアップを取ろうとすると、iCloudの容量が足りないとのこと。もともと5GBは無償で利用できますが、iPhoneのバックアップには足りなかったのです。
やむを得ず、容量がより大きい有償プランへアップグレード。
と、思ったら、今度はApple StoreのIDが無効とのこと。
無効というのは正確ではなく、Apple Storeがスタートした当初の古いIDは、アルファベットだけでOKだったのが、ある時期から「@」を含むメールアドレスでなければならなくなりました。私はそれを変更せず、ダマシダマシ短いアルファベットだけのIDでやり過ごしてきたのですが、ここにきてダメだと弾かれました。なんだこの遠回り、ややこしい…。
と言うわけで、メールアドレスのIDに変更して、改めてiCloudをアップグレード。バックアップの容量が、どの程度必要なのかわからなかったので、本体が128GBモデルのため用心して200GBプラン、月額400円へアップしました。
が、デスクトップは全てのデータをバックアップしますが、iCloudはアプリの設定や写真とその他のデータだけを保存するため、実際には12GB程度でした。それが先にわかっていれば下位プランの50GB、月額130円でも充分でしたが、買ってしまった後の祭りです。
iCloudをアップグレードして、旧機種からiCloudへバックアップを開始。バックアップは20分程度で完了。
続けて、新機種でiCloudにログイン、復元を実行すると無事にバックアップから設定が再現されました!
いや〜、しんどかった。初めはバックアップから、ものの30分位で新機種へ復元できると高をくくっていたら、なんだかんだで2時間位かかりました。iCloudへの出費は想定外でしたが、勉強代としての受け止め、月末にダウングレードする予定です。
いまも新機種のバックアップはデスクトップで取るようにしていて、暗号化はせずパスワードも不要にしました(笑)。