先のGinza Sony Park「#009 WALKMAN IN THE PARK」に続いて、天王洲の寺田倉庫G1-5Fで開催されている展覧会「STAR WARS Identities」へ行ってきました。
この展覧会は「スターウォーズ」シリーズの映画で使われた衣裳や小道具、模型、コンセプト・アートやキャラクターの設定資料など、約200点が展示されています。会期は来年2020年1月までと結構長いのですが、行ける時に行っておこうということで、今回の出張に合わせて訪れました。
会場の寺田倉庫は最寄りの東京モノレール天王洲駅から歩いて約5分、と案内がありましたが初めて行ったせいか、もっとかかったかも。あくまでも感覚ですが…。
早速、会場の受付に向かったところ、ここで問題発生! 入場券はクレジットカードで支払いができると思っていたのが、現金のみ。しかも、このとき私の財布には1,000円しか残っていませんでしたw。ちなみに入場料は当日3,500円と結構お高い。事前に下ろしていない私が悪いのですが、東京ならキャッシュレスでほとんど行ける!と高をくくっていたのです(この日はここまでキャッシュレスで行動できました)。仕方なく一旦会場を離れ、近くのセブンイレブンでお金を下ろし、再び会場へ向かいました。
東京へ来る前からここへ来ることは予定しました。ですが、入場は1時間単位の時間制(退出時間は自由)になっていて、前の打ち合わせが何時で終われるか決まっていなかったため、前売り券は購入していなかったのです。前売りなら割安だったし、クレジット購入のスマホチケットで楽チンだったんですけどね。
で、すぐに入れるのかと思いきや…。会場に入るとイヤホンとリストバンドが貸し出されます。イヤホンは展示の音声ガイドを聴くためのものです。リストバンドは会場内で10個のミッションをこなすと、自分のオリジナルキャラクターが作られるシステムになっていて、その使い方の説明と展覧会のストーリーに入るためのムービーを観るのに、約10分ほどかかります。
この音声ガイドと、キャラクターが作れるサービスは入場料に含まれているので参加したほうが良いですが、閉場が19時までとなっているので、夕方遅くに入場するとこれらの事前説明で観覧時間が削られてしまうので注意が必要です。私も会場に着いたのは17時頃でしたが、先のお金の件もあって滞在時間は1時間半程となりました。
さて、前置きが長くなりましたが展示内容です。展示はシリーズを作品ごとにまとめているのではなく、その時間軸は関係なく、ストーリーを構成するキャラクターに焦点を当てています。そのため、会場で流れる音声ガイドの内容も、映画製作のバックグラウンドだけでなく、生命や正義といったスターウォーズの世界観に踏み込んだ解説もあります。それもあって、展覧会のタイトルが「Identities(アイデンティティーズ)」なのですね。会場内はフラッシュ、三脚を使用しなければ写真、動画撮影が可能です。
壁やテーブルにチェックポイントがあって、リストバンドでタッチすることでキャラクター制作が進みます。
キャラクターを重視した展覧会のため、展示内容は衣装やクリーチャーが多め。ミレニアム・ファルコンやスター・デストロイヤーなどのビーグル系もありますが、銃やライトセーバー、デス・スターといった小物やセット関係は少な目です。
展示物は撮影に使用されたものばかりで、衣装も模型も細部まで作り込まています。特に衣装は形が整っていない部分もありますが、おそらく俳優に合わせて作られたもので、それが逆にリアリティがあります。以前にハルカス美術館で行われた展覧会は、レプリカばかりだったことを思うと見ごたえがあります。
AT-ATには雪が載ってます!
そして! ミッションを終えて私に与えられたキャラクターがこちら! 途中、性格判断のような設問もあったのですが、反映されているのでしょうか、見た目からはわかりませんが…。
さて、感想です。会場内はスターウォーズの世界観に没入できるデザインで満足度は高いです。ただ、個人的には以前にも触れました、1994年の「ジョージ・ルーカス展」、2004年の「アート・オブ・スターウォーズ展」の方がボリューム、見応え共にありましたね。例えば、ミレニアム・ファルコンでも撮影用の大小4種類くらいありましたから。
ただ、時代的に当時はエピソードIV、V、VIのものばかりで、今回はI、II、IIIのも見れたのは良かったです。VII、VIIIはほとんどありません。
入場料3,500円は、音声ガイドとキャラクターが作れるシステムがあるとはいえ割高感があります。この展覧会は世界を巡回しているので、そのシステムのまま持ってくるとこの価格になるでしょうが、もう少し展示数が多ければよかったかな。
あと、そのシステム機器の貸し出しと混雑を考えて入場を時間制で区切っているのでしょうが、私のように前の予定が決まらずに訪れると前売り券は購入しずらく、観覧時間も短くなる可能性があるので、なんともしがたいところです。私も滞在時間1時間半では音声ガイドをじっくり聞くことができませんでした。それでも私は平日に行くことが出来たので、空いていてマシだったと思います。グッズ購入の時間を考えると、2〜3時間程度は欲しいところです。
グッズは図録に加えてクリアファイル、キーホルダーを購入しました。お盆明けのせいか品切れも結構ありました。グッズはモノが違えど、本展のキービジュアルをデザインしたものがほとんどで、あれもこれも欲しい状況にはなりにくいでしょう。
今回の展示物は、いずれルーカスのアーカイブへ保存されるらしく、日本で見ることができるのは今回が最後ではないかと言われています。そのため、ファンは見ておくことをオススメします。
この日は朝5時起きで6時半の新幹線に乗って東京へ向かい、午前中に日本橋でセミナーを行い、午後からWeb制作の打ち合わせ。その後は銀座のSony Parkでウォークマン展、続けて天王洲でスターウォーズの展覧会、そして大阪の自宅には23時半に戻りました。セミナーに使用するノートPC、展覧会を撮影するために一眼も持参していたので荷物も重く、怒涛の一日でした。
スター・ウォーズ 1/5000 スター・デストロイヤー プラモデル