大阪芸大卒展

もう二週間前のことですが、大阪芸大の卒業制作展に行ってきました。何を隠そう、大阪芸大は私とヨメさんの母校です。

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姪が建築学科に在籍していて、この春に卒業します。その作品を見るのと、卒業生でもある私とヨメさんにとっては、久しぶりに芸大へ行ってみるのに、良い機会でした。

私は、姪が受験前のオープンキャンパスに参加した際に、付き添いで来ていたので4年ぶり。その時に学内の変貌ぶりは知ってましたが、ヨメさんは卒業以来、実に20年ぶりの芸大です。最寄り駅のバス乗り場から、学校内の新校舎、体育館、食堂など、その変わりぶりにヨメさんも感動していました。

私たちが通っていた頃はバブルの全盛期でしたが、構内は程良く古びていましたね。食堂も古かったし、校舎も使い込まれていました。その当時はそんなモンと思っていましたが、今の芸大はキレイです!当時からの校舎もいくつか残ってはいますが、新築された校舎が何棟もあります。

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バブル景気の頃は、ほっといても生徒は集まってくる状態だったのが、今では少子化が進み、受験生を集めるために魅力的な学部を新設して、校舎も新しくしなければならない状況のようです。その学校側の態度の変わりようも、どうかと思いますが…。

人によって違うと思いますが、私の場合は母校といっても大学に対する思い入れは、さほどありません。

小中高までは、自分が生まれ育った土地の学校へ通っていたので、学校以外の土地への思い入れがあります。でも大学の場合、私は香川から出てきて独り暮らしをしていました。その目的は大学進学のためで、ハナから4年間しかその土地に住まない、仮の身の置き場のような感覚でした。

だから土地勘を持つことに積極的ではなく、生活に最低限必要な土地勘しか持たなかったように思います。学校に関しても、自分がやりたいことをやるためにここへ来た、みたいな感覚でした。そのために誰も知り合いが居ない土地へ来た。という孤独感に似た感覚が、今でも甦ってきますね。若さもあって尖ってた気もします。

今回の卒展にはムスメも一緒に行っていて、青春時代にそういう思いで過ごした場所に、自分の子供と居ることが、とても不思議な感覚でした。


合格デッサンの基礎 2013年度用 (芸大・美大進学コース)


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