ロボットの世界にも、あの頃はユルかったな〜という時代が来る?

先日、テレビで「ロボット日本一決定戦!リアルロボットバトル」を見ました。大学の研究室や町工場の企業が集まってのコラボ、家族による自作ロボットがリングで激しいバトルを繰り広げる番組です。

ロボットのボディに付けられた、ウルトラマンのカラータイマーのような複数の「コア」と呼ばれるパーツを、数多く壊した方が勝ちのポイント制バトルです。効率よく「コア」を破壊できるよう、体当たりしたり、圧縮ポンプによるロケットパンチ、アームが伸縮するなどギミックも凝っていて、バトルの最中に腕が壊れたり、心臓部分のコンピュータが破壊されて動かなくなるなど、なかなかの見応えでした。

中にはステージに登場したと同時に動かず、リタイアするロボットもあり、思い通りの闘いが出来きないものもありました。それまでの開発の努力を考えると、胸が熱くなります。

その様子を見ていてSF映画好きな私は、ふと、あれが動かなくなったから良かったものの、暴れまくって制御できなくなったらどうなんだろう?と妄想してしまいました。映画「ロボコップ」のオムニ社が開発した「ED-209」みたいに。(笑)

まさに、80年代B級映画によくある安っぽいストーリーですが、人工知能を搭載して自我に目覚める…、とまでは行かなくても制御できずに暴走、手に負えなくなるというのはあり得ますよね。ルールに乗っ取ったバトル向けに作られたロボットでも、空き缶をいとも簡単にペチャンコにできるパワーを持っています。平和利用目的の原発が制御できず、恐怖の存在となっているのは現実の物となっているわけで、ロボットの暴走も全くの絵空事ではないでしょう。

実際、ロボット開発が戦争の兵器として利用されることは、現実問題として懸念されていて、それが暴走しないとも限りません。

こういうのってほとんどの場合、「何か」が起きなければ問題視されることはなく、それまで何も言わなかったのに、事が起きてから急に「規制だ!」というのが今の日本の風潮です。

話はずれますが、ムスメが昔の「ドリフ大爆笑」の再放送を見ていて、「なんで昔はオッパイ出しても良かったん?」と聞いてくることがあって、そういえば昔はユルかったな〜と思うのです。オッパイは暴走しなかったけど、時代の変化と共に規制されるようになりました。

もしかすると、今から数十年先の未来に「そういえば昔はロボットが観客の目の前で、何の規制もなくバトルしてたんやって、今思うとコワイよね〜」なんて会話がされているかもしれませんね。


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