「倉敷帆布」のトートバッグで刷り込みを実感する

ずっとトートバッグが欲しいと思っていて「倉敷帆布」のバッグを買いました。

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トートバッグが欲しいと思い始めたのは大学の非常勤が始まってから。

これまで仕事の外出は、いわゆるビジネスバッグを使っていました。打ち合わせでのプレゼンや外出先でのモバイル利用を考えると、ノートブックを始めアクセサリーも一緒に持ち歩く必要があるため、小物を整理しやすいポケットが多いタイプのビジネスバッグを持ち歩いていました。

元々が多機能なバッグなので、それ自体が重い上に荷物も多いため、トータルではかなりの重量です。クルマ移動なら気にならないでしょうが、私は電車移動ばかりなので、徒歩や階段の登り降りは筋力トレーニングの如き重さです。

それをそのまま学校への通勤にも使っていましたが、いろいろと持っていく割には使っていないことに気が付きました。授業は備え付けのPCを使うし、「もしかすると…」との思いでノートを持って行っていましたが、使ったのは30回近い通勤で2,3回だけ。それも事前に準備しておけば必要なく、学校への通勤にはもっと身軽で良いだろうと。

「倉敷帆布」を選んだのは郷土愛から。香川出身ですけどね…。(笑)岡山は瀬戸内の対岸なので、昔から親しみがあるのです。

有名どころ(倉敷帆布も十分有名ですが)の吉田カバンや、先日の京都で「一澤帆布」も見てきましたが、ピンとくるものがありませんでした。しかも、お高い。物がいいのか知りませんが、A4サイズのトートバッグに1万数千円は出せません。

余談ですが、「一澤帆布」は例の騒動後、2つのお店が合わさったせいか商品のラインナップが多すぎて、何を選べば良いのかわかりませんでした。

「倉敷帆布」の製品は、4〜5年前に何かのポイントの景品交換で、小さなポーチを貰ったことがありました。その時に「倉敷帆布」を初めて知って、特に強い印象があったわけではないものの、ずっと頭の片隅に残ってたんでしょうね。

いわゆる「刷り込み」てヤツでしょう。その時には何も感じていなかったのが、数年経って関連した欲しい商品が出てきた時に、「そういえば…、あったよね」とぐぐぐっと候補に上がってくる。

トヨタなんか誰でも知っているし、ユニクロでも何度も買い物をしているのに、毎日CMやってたり毎週チラシが入りますよね。あれも、いますぐに買ってくれなくても、必要になった時に候補に上がるための刷り込みなんですよね。

インスタをやっている方なら経験があると思いますが、ハッシュタグに地名を入れていると美容室やカフェが、いいねやフォローをしてくれることが良くあります。誰かな?と思ってアカウントを見に行くことで、ああ、こういうお店があるのかと知ることになります。宣伝かい!とイラッとすることもありますが、店の存在を知ることになり、後々候補に上がる可能性もゼロではありません。

さて、トートバッグですが、倉敷帆布の基本となる生地と縫製で作られた「基本の帆布」という意味の「基帆シリーズ」のひとつで、いい意味でゴワゴワしていて質実剛健な感じがいいです。昔、トラックの幌に使われていた10号綿帆布というものを防水加工し、ウォッシュ加工もしているので、やや色落ちしています。使い続けるとジーパンのように、さらに色落ちがして味が出てくると思うので、その点も楽しみです。


倉敷帆布 基帆(キハン) 大タテ(長) 紺色


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