宇治で源氏物語と平等院、抹茶スウィーツ

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先々週くらいに宇治へ行ってきました。私は以前から、ずっと宇治平等院鳳凰堂へ行ってみたいと思っていたのですが、なかなか機会がなく念願かなってのお初です。

実は本来の目的は「源氏物語ミュージアム」です。ムスメがNHKのアニメ「ねこねこ日本史」を観るようになってから歴史に興味を持ちはじめて、特に紫式部がお気に入り。

アニメに出てくる猫の紫式部と、本物の(とはいっても肖像画ですが)は相当な違いがあって別物ではあるものの、歴史に興味を持つことは親としては後押ししたいので、興味が薄れないうちに行こう!ということで。ムスメも「源氏物語」をちゃんと読んだことがない(小4に読ませるのも…)ので、紫式部に対する漠然とした愛着だけではありますが。

余談ですが、紫式部のトートバックまで作りました(笑)。

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さて、まずは「源氏物語ミュージアム」。京阪宇治駅から歩いて10分ほどの住宅街にあって、向かいや隣にはフツーに家が建ってます。

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館内は「源氏物語」の世界が再現され、屋敷や当時の風習の解説が展示されています。その中に「貝合せ」という遊びの展示があって、「知ってる〜!」とムスメが遊び方を説明できるのには驚きました。これも「ねこねこ日本史」のおかげです(笑)。

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展示の中には「源氏物語」の印象的なものの一つ「香り」に関するものがありました。平安時代の貴族にとっては、異性へのアピールのために匂いは重要だったらしく、その基となる植物などの展示もあって、直接匂いを嗅ぐことができます。他に「源氏物語」から抜粋された話が、人形劇の短辺映画として上映されています。私たちは「浮舟」を観ることができました。

とか、知ったふうに書いていますが、私は「源氏物語」を読んだことがありません。なので、へ〜くらいに感じた程度でしたが、大和和紀の「あさきゆめみし」を読んだことがあるヨメさんは感慨深そうだったので、「源氏物語」を読んだことがあればミュージアムはかなり楽しめると思います。

そして、宇治平等院鳳凰堂へ。「源氏物語ミュージアム」からは川を挟んだ向かい、橋を渡って歩いて15分ほどの近さです。

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何年か前に修復されたらしく、鳳凰堂はめっちゃ綺麗!私が思っていたよりもスケール感は小さい印象でしたが、こじんまりというわけではなく、10円玉と同じ真正面からの佇まいは堂々とした美しさです。

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もう少し早く訪れることができれば、鳳凰堂の堂内を見学することができたのですが、受付時間を10分ほど過ぎていてダメでした。その代わり、堂内の見学者が居なかったため、真正面からの撮影に人が写り込まず、いい写真が撮れました(一番上の写真)。そうこうしているうちにお堂の掃除が始まり、完全に人が居ない状態での撮影はほんの20分間程度だったので、限られた時間で取ることができて良かったです。

博物館である「鳳翔館」では、雲に乗って楽器を弾いたり踊っている菩薩達の「雲中供養菩薩像」を観ることが出来ます。もともとは鳳凰堂の堂内に展示されていたものらしいです。

こういう寺院や神社などを回って感じるのですが、当時の人たちにとっては信仰の対象であり、ある意味でテーマパークのような存在だったのではないかと思うのです。非現実世界、俗世間を忘れてその世界に入り込める場所であって、信者は乱暴な言い方をすればファンでもあって、訪れる思いはテーマパークへ足を運ぶ現代人と、似た所もあるのではないでしょうか。

さて、宇治へ来たからには宇治抹茶を頂かないわけにはいきません。とは言うものの、本格的なお茶を頂くほどの心構えも出来ていないので、表参道の「三星園上林三入本店」でスウィーツをいただきました。写真は抹茶パフェ。

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平等院の表参道には、抹茶関係のお店がたくさんあります。ちょうど雨が降ってきたため写真がありませんが、スタバもできるそうですよ。

遠出をする時は毎回そうで、なんだかんだで家を出る時間が遅く、この日も表参道のお店を回る頃には夕方で閉め始める所も多く、お土産をゆっくり見ることが出来ませんでした。源氏物語と平等院が観れて目的は果たせましたが、今度どこかへ行く時には、もっと早く家を出るよう反省です…。


ねこねこ日本史(3) [ そにしけんじ ]


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