京都国立博物館「国宝展」へ行ってきた

二週間ほど前になりますが、京都国立博物館で開催されている「国宝展」へ行ってきました。

小5のムスメは「ねこねこ日本史」の影響で歴史が好きで、テレビで「国宝展」を知り、行くことになりました。

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国宝展は期間中、4つの会期に分かれて展示内容が入れ替わります。最初から最後までずっと展示されているものもあれば、1つの会期中にしか展示されていないものもあります。どの期間に何が展示されているかは、博物館のWebサイトで確認することが出来ます。

国宝の多くは全国の寺社や博物館から貸し出されいているもので、長期間の展示が難しいのでしょう。長く貸し出せば、元の博物館では「貸出中」として展示がされないわけですからね。

と、事前に博物館のサイトを確認すると、案内より何よりも「大変混雑しています」の表示がされます。ここまでするということは、普通の混み具合ではないと思い、博物館のTwitterアカウントをフォローしました。Twitterではリアルタイムに、混み具合をアナウンスしてくれています。

すると、多いときで入館待ちで60分待ちとあります。ユニバで100分以上を経験したことがある身からすると、60分なら全然大丈夫。意を決して行ってきました。

三連休の初日ということもあって、かなり人は多かったです。Twitter情報どおり、お昼過ぎの段階で入館まで60分かかりました。

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本当は、前期間に展示された風神雷神図を見たかったのですが、時間が取れずこの日になりました。先に説明した展示の変更により、残念ながら見ることは出来ませんでしたが、そのかわりと言ってはなんですが、漢委奴国王印(金印)を見ることができました。

そう、教科書に出てくる金印です。歴史の授業で習って誰でも知っている金印ですが、実際に見たことがある人は、それほど多くはないのではないでしょうか。私も初見でしたが、これが想像以上に小さい!

会場内がかなり混雑していたので、人がいる後ろからガラスケース越しに見ましたが、高さが2cmくらいしかありません。正直、こんなちっちゃいんかっ!と思いました。教科書の写真では、せめて4〜5cmくらいはありそうな印象ですよね。

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写真はミュージアムショップで買った金印のレプリカキーホルダーで、実物のサイズもこれくらいでした。

よくこんな小さいものを畑で(Wikipedia調べ)見失うこと無く、土の中から見つけることができたと思います。と同時に、2cmくらいの同じサイズで、見つけらることなく、何処かへ行ってしまったお宝もあるんじゃないでしょうか。高度成長期は全国各地で、いろんな工事がされていたでしょうから、それに紛れて埋もれてしまったものもあるかもしれません。

などといった想像が膨らむのも、金印の実物を見たからこそです。まさに百聞は一見に如かず。教科書で金印を習ったのは、30年以上も前。その本当の大きさを、ずっと知らずに来たことへの衝撃でもありました。今は、ネットで情報はいくらでも手に入りますが、実際に見ることに勝るものはありません。

そのことに気付かされ、風神雷神図を見ることは叶いませんでしたが、大きな収穫があった「国宝展」でした。


蛇紐金印【福岡県福岡市東区志賀島出土】


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