就活、学生と企業のギャップ

昨晩深夜、NHKの番組「就活応援TV~学生と企業のホントの本音〜」を観ました。3月1日に2019年卒業予定の就職活動が解禁されたことを受けて、これから就活を始める学生と、企業の採用担当者がディスカッションを繰り広げる内容です。

私は、ある企業のWebサイトのサポートをやっていて、採用ページの更新もやっています。採用内容そのものに関わることはありませんが、その企業の採用担当の方との付き合いが20年近いこともあって、会う機会があれば就活の傾向などを聞くことがあります。また、大学で学生と接する機会も多いので、学生でも採用担当でもないのに、この番組に興味を持ちました。

番組内容の一つに、学生から採用担当者へ質問を投げかけるものがあり、その中で学生側が抱いていることと、企業側が求めていることのギャップを感じました。

例えば、学生側からの質問には「エントリーシートの写真はスピード写真よりも、ちゃんとしたスタジオで撮影したものが良いのか?」「女子はバンツスーツよりもスカートの方が印象が良いのか?」といった、こうすれば受かる!みたいな、小手先のテクニック的なものが多くみられました。

それに対する採用担当者の解答は、いずれもNOで「(そういう細かいことじゃなくて)エントリーシートや面接では、本当の自分を出して欲しい」と言う意見が、言葉は変われど繰り返し言われていました。

どっちの意見もよくわかります。

もし、自分が学生の立場だったら、就職できる方法で出来ることがあれば抜かりなくやりたいと思います。学生に限らず、いい年した大人でも「こうすれば儲かる」「こうすれば売れる」みたいな、最短距離で実現できる方法があればやりたいと思う人も多いでしょう。

また、周りがやっているのに、自分だけやっていないと不安になって、それが根拠のない都市伝説的なテクニックとして広がることも想像できます。

でも、採用担当者の立場になれば、自分を大きく見せたり何かを装っても、いずれ自分自身が辛くなって破綻する時が来るのを知っています。本当の自分を出していくことが、長い目で見て学生にとっても、企業にとっても良い結果を生むことがわかっているんです。学生にしても、自分を隠して背伸びして面接に落ちたら、それはそれで後悔するんじゃないでしょうか。本当の自分で評価されていないわけですから。

私自身も、こういう採用担当者の考えが理解できるようになったのは、つい最近ですけどね…(笑)。

これに対して学生は、どうすれば「本当の自分を出す」ことになるのか、戸惑っているようでした。

「本当の自分を出す」為には、まずは自分自身のことを理解していなければなりません。自分が何を持っていて、何を持っていないのか。何が得意で苦手なのか。

若い時は、根拠のない自信を持っていたりします。自分はやってないだけで、やれば何でも出来るみたいな、根拠のない万能感。でもそれは、ほとんどが井の中の蛙です。

そして、何を持って何を持っていないのかは、人との関わりで見えてくることが多いです。特に、自分が出来ると思っていた分野の人と接したり、活動に参加すると、自分よりもさらに出来る人がいて、自分の位置がわかる時があります。自分が出来ると思っていること以外では、そもそも参加する興味が湧きませんからね。

そこで落ち込むこともあるのですが、違う部分で自分の新しいところを発見する時もあります。例えば、自分では意識してなかったのに、ある部分で周囲から頼りにされるとか、相談を受ける機会が多いとか。

すると、周囲から自分はこう見えている、自分のこの部分を良しとして声を掛けてくれるんだ、と他との関わりで、自分でも知らなかった自分に気付かされるのです。

とは言え、こういった他人との関わりから新しい自分を発見するには時間もかかるので、就活だからといって、急に初めてどうにかなるものではありません。何かをするにも、何かを学ぶのも時間がかかります。

採用担当者の話で面白かったのが、就活の時期になるとリーダー、幹事、班長、それらになれなかった副リーダー、副幹事、副班長を経験したという学生が多くなるとのこと。学生はリーダーシップの取れる人が好まれると思い込んでいるのですが、組織はリーダーだけでは成り立たないので、必ずしもリーダーシップが取れる人を求めているわけではありません。ここでも学生と企業とのギャップがありますね。


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