数年前のことですが、クリスマスのチキンをコンビニで頼んだときの話です。
それまでの我が家のクリスマスと言えば、大定番のケンタッキー、デパ地下の骨付きでした。結婚後、色々なところのチキンを食して10年以上経ち、もう遠くへ買いに出かけるのも面倒だし、お手軽な近所のコンビニのチキンでもええやん、ということになりました。
最近のコンビニチキンも味は侮れず、数種類のスパイスを使って美味しいことは、みなさんも十分ご存知でしょう。普段からコンビニのチキンは買っているので味はわかっていましたし、クリスマス限定の部位もラインナップされているので、それもちょっと楽しみでした。
そして、クリスマス当日の夕飯時にコンビニへ向かい、チキンを購入することに。限定の部位に加えてハッシュポテトをオーダー。ケンタッキー風のバーレルケースもあり、それに入れてもらいました。
と、8本ほどの部位を注文すると店員がバーレルに詰めだしたのですが、手元がおぼつかない様子。見たところ大学生のアルバイトのようで、普段からあまり料理をやっているような手付きではなく、食べ物を扱っていない不器用な感じです。
案の定、バーレルの中はチキンとハッシュポテトが、ドカッと重なった状態で詰められていました。チキンは大小の違いや重さ関係なく、ハッシュポテトもバーレルの中で位置を動かしたのか、割れていました。なんとも、見た目に残念なチキンバーレルです。
ああ…、と気持ちが沈みつつ持ち帰り、テンション低いまま、クリスマスのディナーを過ごしたのでした。
そして、二度とクリスマスにはコンビニでチキンを買うまい!と誓ったのです。
この時、すごく感じたのが、大企業や大きな組織がどんな立派な目標やキャッチフレーズを掲げようとも、最終的には最前線にいる人の対応で評価が決まるということ。
コンビニのチキンも肉の柔らかさやスパイスにこだわって、企業としては味の研究に相当の時間と労力を掛けているはずです。
でも、味に到達する前段階の店員の対応、オペレーションが中途半端では、本来美味しいはずでも魅力が半減するどころか、味なんかどうでも良くなってしまいます。
例えどんなに美味しい飲食店でも、店員がなかなか水を持ってこなかったり、お喋りばかりしているようなら、そっちが気になって味よりも二度と行こうとは思いません。
結局は最前線にいる人達の対応で、評価が決まるんですよね。
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