先週末から今週にかけては、なかなかハードな日が続きました。
木曜日 展覧会搬出(ひっそりと作品を出してました)
金曜日 大学授業、夜:デザインイベント参加・交流会
土曜日 大学授業
日曜日 小学校餅つき大会(参加だけですが)
月曜日 大学授業
月〜金で働いている方からすると、どうってことないと思いますが、日々その内容と合う人が変化すると、気持ちの切り替えもあってなかなかしんどいのです。普段が自堕落な生活をしているので…(笑)。
特に大学授業の週三回がジワジワ効いています。
月火水木金土日
※平日はデザインの仕事をしています。
月曜始まりの並びだとそうでもないのですが、ちょっとずらして
火水木金土日月
となると、週末〜週初めに学校があるため、一般の週休二日はなくなり、出講日に挟まれた日曜日は前日の疲れと翌日に備えて外出することも減りました。ちなみに私が出講している大学はカレンダー通りで土曜の授業があり、世間が三連休の場合でも二連休か飛び石の休みになります。
そして、気持ちのピークも月曜日に来ます。世間では週の始まりにも関わらず、月曜の夕方が金曜の夕方のような、開放された気持ちになります。そのため火曜日は仕事をしなければならないのに、昨日まで頑張ったからいいか〜とダレてしまうのです(笑)。
じゃあ、学校の授業がしんどいかというと、全くの逆で結構楽しんでいます。それは、授業を通じて、様々な手応えを感じられるからです。
私は普段ネット中心の仕事を自宅でやることが多いため、自分が作ったものや世に出したものの反応を、直接感じる機会が少ないのです。デザインの納品もネット経由で行うため、クライアントの反応を直接見ることもほとんどありません。
それに対して大学の授業では、私が説明した内容を踏まえて学生に作業をしてもらうため、こちらが伝えた内容がちゃんと理解されているのかどうか、その反応を目の前で直接得ることができます。目の前で話すことで、ウンウンと頷いている時もあれば、キョトンとした顔をして話の途中から付いて来ていないのを、リアルタイムに感じ取ることができるのです。
例えば、ある作業してもらった際、私の思惑とは違った結果になることもあって、そんな時は私の説明が良くなかったと整理し直して、再度説明をやり直します。
これは私にとって非常に重要で「言っているのに出来ない。」ではなく、「こちらの伝え方が悪かった。」と、理解できるようにどういう言い方をすれば良いのかえを、考える手がかりになります。
話の順序がややこしくないか、補足する資料を準備したほうが良いのか、その資料は色分けやレイアウトがわかりやすいようにデザインされているか等々…。そういった部分は授業だけでなく、「伝わる、理解される」といったデザインの根底に関わる部分を、私自身が勉強することができています。
講師業としては社会人向けや学校の非常勤も過去に経験があり、私も年数を重ねているため、話す順番や言い回しにもある程度慣れています。それでも対象者が変わると理解度のベースも違ってくるため、大学の授業に限っても3年目の今年は、1年目から比べると話の内容を変えたり、資料を手直ししたりとマイナーチェンジをしています。
それに加え、まっさらな状態にこちらが教えていくので責任もありますが、学生たちが目に見えて知識が身についているのが感じられ、何かしらプラスに働いていることを実感でき、役に立っていると思えることも楽しいと感じられる要因として大きいです。
伝わるデザインの基本増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール [ 高橋佑磨 ]