昨年夏に、スマホジンバル「DJI Osmo Mobile 2」を買っていました。
スマホジンバルというのは、スマホのカメラで撮影する際に、移動中の揺れや手ブレを吸収してくれる手持ちのスタビライザーです。歩いて移動しても揺れのない滑らかな撮影が可能で、アプリを使ったタイムラプス(後述)などの特殊撮影もできます。
このブログで紹介しない間に、年末には小型の「Osmo Pocket」が登場したので、ややスマホジンバルの影が薄くなったのは否めませんが、SDカードに記録するOsmo Pocketとは違い、スマホで撮影するため編集作業に移りやすくSNSへの投稿など、撮影後の活用では有利です。
本当はもっと早くに記事にしたかったのですが、昨年の夏に京都へ出かけた際、40度近い猛暑で、動画撮影するとiPhoneが高熱で強制終了して、撮影できなくなってしまったのです(壊れたわけではありません)。それ以降、暑い日が続いたり外へ出るのが億劫になったりで、書くタイミングを逃していました。
もう1年近く前の発売なので、ネット上にもレビューがたくさん出ているためレビュー的な記事はやめて、簡単な紹介と感想だけにしておきます。てか、せっかく撮った動画があるので載せたいだけですが…。
というわけで、細かい操作方法や設定に関しては他のレビューを参考にしてください。
さて、そもそもスマホジンバルが欲しかった理由は、タイムラプスを撮りたかったからです。タイムラプスというのは、一定の時間の間隔で撮影した静止画を繋いだ動画で、時間を早送りしたような効果が得られる撮影方法です。CMでもよく見かけます。
タイムラプス自体はiPhone単体でも撮影は可能ですが、カメラがパン(移動)しながらのタイムラプスはカメラを一定の速度で動かすための装置が必要です。アプリとの連携で、それを手軽にできるのがOsmo Mobile 2です。
実際に撮影したのが下の動画です。
で、何度かタイムラプスで撮影してみて、自分の中である程度満足してしまいました(笑)。今後も撮るとは思うのですが、長時間撮影が必要なので場所と時間を選ばなければなりません。
それと、やってみて感じたのは、変化が大きな動きのある場所がタイムラプスの面白さが出やすいので、人や乗り物の動きが激しい都会や街なか、もしくは全く逆に雲や太陽の変化がわかりやすい自然が良いと思います。
当たり前ですが、Osmo Mobile 2はスタビライザーの機能が優秀です。もともとDJIはドローンメーカーで、スマホジンバルはドローン撮影で培われた揺れを防止する機能が基になっているので強力です。
揺れやすい歩き、パン、坂道、階段をまとめました。
階段は、揺れがかなり抑えられているのがわかります。ですが、上下のヒョコヒョコした揺れは解消しきれないので、体や腕でクッションを効かせて揺れを吸収すれば、もう少し無くすことができます。
と、撮影者が動かなくても、普通に構える場合でも揺れを防いでくれるので、三脚が無いときや使えない場所でも安定した動画が撮影できます。下の動画は手持ち撮影にも関わらず、かなり安定しています。
また、Osmo Mobile 2は、USBケーブルでスマホへ充電しながら撮影することが出来ます。私はAmazonでL型のUSBケーブルを購入し、iPhoneに繋いで撮影しています。ですが、iPhoneの充電は減らないものの、当たり前ですがOsmo Mobile 2側の消耗が激しくなるので考えものです。
因みに、モバイルバッテリー → Osmo → iPhoneへの数珠つなぎ状態での同時充電(供給)は出来ません。
この場合、iPhoneを取り付ける場合は、ケーブルの位置と重さも含めてバランスを調整します。ちなみにiPhoneのケースも付いたままで、その分も含めてバランス調整をしています。そのバランス調整も毎回やっているわけでなく、一度整えた状態で収納して、次回もそのままのバランスで撮影していますが、特に支障はありません。ただ、メーカー推奨ではないので自己責任で。
また、本体の裏には三脚穴があるので、タイムラプス撮影のような固定が必要なときは、コンデジ用のミニ三脚を取り付けます。私が使っているのは「King」のミニ三脚。金属製のため、そこそこの重さがあり安定します。
ということで、Osmo Mobile 2で撮影した動画を繋げて、ショートムービーを作ってみました。試し撮りの素材なので、ストーリー性も何もないですが。
これまでも仕事で商品プロモーションの動画を作ったこともありますが、動画の仕事も増やしてOsmo Mobile 2を活用しなければなりません!