前回の更新から、また空いてしまいました。久々の更新です。
ニュースでも報道されているように、大阪は一旦コロナの感染者数がゼロまで下がったものの、最近では急激に増えています。検査数が以前に比べて増えていること、感染者が増えていると思われる地域で重点的に検査しているので増えるのは当たり前ですが、ゼロだった頃も検査数はそれ以前よりも増えていたので、市中感染は確実に広がっていることが伺えます。
私の周辺でも大学の職員、他学科の学生に陽性反応が出て4月頃に比べると身近に感じられます。現状、いずれも他の学生との濃厚接触は認められず、大学では対面授業と遠隔授業を併用しながら進んでいます。
私が担当する授業は、ソフトウェアの使い方を学ぶハンズオン形式がほとんど。実習がメインなので対面が中心です。授業中に喋るのはほとんど私だけで、学生はPCの画面に向かい飛沫が広がる状況ではありません。私も学生もマスクは必須、授業の始まりと終わりでは消毒液で手指、マウス、キーボードなども消毒、席も一席ずつ空けながらアクリルパネルの仕切りも立てて対策は施しています。
これら対策は他の先生方や副手さん達が準備してくれ、授業がたくさんの人の力で支えられていることを再認識しました。本当に感謝です。
他大学では後期もずっとオンライン授業を継続すると決めたところも多いようです。講義中心や課題を出して、いつまでに提出というような形であればオンラインでもいけるでしょうが、実習がメインとなる芸大ではそう簡単ではありません。
モノを作るのはその過程や、学生同士お互いの刺激し合いも重要です。同じテーマを与えられても友達がどういったものを作り上げるのか、どういった発想で取り組んでいるのか、それを身近に感じることが自分のモノづくりにも影響を与えてくれます。
あと、私も5月頃に経験しましたが、オンライン授業だと教員側の手応えを感じにくいところがあります。すると、目に見える結果を学生に求め、やたらとレポートを提出させたり課題過多になってしまう傾向もあるようです。通常の授業ならそこまで多くないはずなのに、課題をこなすのに疲弊している学生の話も耳にします。
大阪も感染者が増えていて、重篤患者もわずかに増えつつあります。再び非常事態宣言が出ると、また大学も入校禁止となるのでなんとか持ちこたえてほしいところです。