大丸心斎橋店14階で行われている「誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」へ行ってきました。この展覧会は、先に東京で開催されていたらしく、深夜にテレビでも繰り返しCMが流れていて、前売り券まで購入して楽しみにしていました。
トムとジェリーは説明の必要はないでしょう。冷蔵庫を利用して台所をスケートリンクにするとか、豪華な料理を前にトムとジェリーとタフィー(ニブルス)が剣で戦うと聞けば、そのシーンが浮かぶ方も多いでしょう。
私のトムとジェリーの思い出は小学生の頃で、夕方ほぼ毎日、何年間も繰り返し再放送されていました。当時、両親が共働きだったため、一人で宿題もせず好きなことしながら見ていたのを思い出します。その頃は家庭にビデオがあるのはかなり珍しく、放送が終わってしまうと目にする機会も無くなりました。
それでも子供の頃の刷り込みでしょうか、トムとジェリーは好き嫌いではない、今でもスッと受け入れてしまう親しみを感じる存在です。
展覧会へは夏休みのムスメとヨメさんと一緒に、平日の午後に行きました。家族連れの姿もありましたが、私くらいの大人の特に女性の姿も見かけ、おそらく同じような思い出を抱いて足を運んだ人も多いのではないでしょうか。
会場にはトムとジェリーを生み出したウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラの歩みと、その後の作品「フリントストーン」「チキチキマシン猛レース」なども展示されています。最も数多く展示されているのは、やはりトムとジェリーで、コンピュータが無い時代のすべて手描きによる、キャラクターの設定資料や原画があります。初期のトムの顔は、結構丸っこいんですよね。名前もトムじゃありませんし。
アニメーションの原画は線がイキイキとして、アニメーションで動き回っているトムとジェリーそのまま。サラッと描いているのですが、楽しい雰囲気が静止画からでも充分に伝わってきます。他にも背景画やレトロな雰囲気のタイトル画面もあって、どうやって描いたのかテクニックを想像するのも楽しいです。
あと、殴られたり狭いところにハマって変形した、トムのオブジェも展示されています。つい笑ってしまうほど、表情もよー出来てます。会場の殆どは撮影禁止で、このオブジェなど数箇所は撮影可能となっています。
そして、会場の外へ出るとグッズ売り場があります。これがかなりの数で、油断すると散財しかねないほどです。グッズ定番のクリアファイルだけでも、あちこちに15〜16種類ほどありました。ただ、会場限定とそうでないものもあって、物によってはネットの方が安いものもあるので、雰囲気に飲まれての買い過ぎには注意です。
我が家はクリアファイルをはじめポストカード、本は読まないのにしおり、文明堂のどら焼きなどを買いました。こういうグッズは、買って帰るとどこかに置きっぱなしになりがちですが、買わなければ記念に買っといても良かったかな〜とも思うので、会場でしか買えないものを買うようにしています。「しています」て、別にしなくてもイイんですけどね…。
ちなみにグッズ売り場へは入場していなくても入ることが出来ます。ムスメはショルダーバッグを欲しがったのですが、結構お高めでトムとジェリーの他にも欲しい物があるようで、今回は買わず様子見にしました。どうしても欲しくなったら、また会期中にグッズ売り場へだけ行くかもしれません。
誕生80周年 トムとジェリー カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ