以前から行ってみたいと思っていた、和歌山電鐵貴志川線の貴志駅へ行ってきました。テレビや新聞でもたびたび取り上げられる、猫の駅長が居るあの駅です。
私は7年間ほど和歌山に住んで居たのですが、当時、貴志川線は利用者が少なく廃線の話も出ていました。地元の人が通勤通学で利用していましたが、もともと和歌山はクルマ社会なので電車の利用者が限られています。それが、猫が駅長になってからは、県外どころか海外からも観光客が来るようになりました。
以前、仕事で貴志川線を使った時に、「たま電車」に乗ったことはありましたが、貴志駅までは行ったことがなく、いつか行きたいと思っていました。大阪市内から貴志駅までは、電車の連絡が良ければ2時間ほど。意外と時間がかかるんですよね。ムスメも9歳になって、長時間の電車にも慣れてきた為、満を持して行って来ました。
現在の駅長は二代目の「ニタマ」です。毛がフサフサして、ちょっと洋猫の血が入っているのかもしれません(定かではありませんが)。
と、「ニタマ」ていうのは、たまの二代目で「ニタマ」だったんですね。現地に着くまで、なんで「煮玉(子)」ていう名前にしたのかとマジで思ってました。煮玉子が好きなのかな〜と。(笑)
昨年亡くなった「たま」は今でも大切に扱われ、大きな写真や遺品の帽子なども飾られています。
先ほど海外からの観光客もやってくると書きましたが、私達が訪れている時も海外からのツアーの団体が来ていました。近くで観光バスを降りて、電車に乗って和歌山市内へ向かっていました。急に駅構内が人で溢れて大変でしたが、その手には近くでケース買いされたイチゴがどっさり。こんな田舎まで海外の団体が来るとは、爆買いの恩恵も地方へ広がっているのかもしれませんね。
貴志川線を走る電車は時間帯によって「たま電車」「おもちゃ電車」に加えて、何の変哲もない普通の電車が運行しています。目的の電車に乗りたいなら、事前に和歌山電鐵のサイトで時刻表をチェックしておきましょう。あ、ニタマの勤務日時も決まっているので、事前のチェックをお忘れなく。
また、切符は和歌山駅からの往復を買うよりも、貴志川線内の乗り降りが自由な一日周遊券を買う方がお得です。
ちなみに喜志駅周辺で、食事ができそうなところはほとんどありません。駅構内にカフェはありますが、ホットドックやケーキ、ソフトドリンクの軽食があるだけなので、ちゃんと食事をとりたい場合は和歌山駅で済ませておいたほうが良いですよ。