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検索結果で紆余曲折…(楽天市場)

楽天に出店しているお店へのアクセスが、大幅に落ちています。楽天オーナーさんなら理解されていると思いますが、5月頃に検索結果のアルゴリズムが大幅変更されて、その結果、私が関わっているショップの検索結果の順位が落ちてしまいました。

以前の検索アルゴリズムは、商品名に関連するキーワードを詰め込んだものや、レビューが多いものほど検索結果の上位へ表示されていました。それに従い、長い商品名にしたり、レビューが増えるようにオマケを付けるなど対策を施してきましたが、それらが変更されたようです。

ある時期から簡単な商品名だけ、レビュー件数がゼロなのに検索上位に表示される商品が一気に増えました。と同時に従来の手法で対策していた商品の順位が大きく下落して、ウチのお店への流入も減ってしまいました。予算も限られているため、広告などは全く利用しておらず、検索結果からのアクセスがほとんどだったので影響が大きかったのです。

その辺りについて楽天の担当者に相談したところ、「商品名は短く、紹介文にキーワードを入れたほうが…」というような話を聞いたので、そのように対策をしなおしたところ、さらにアクセス数が落ちました…。

アルゴリズムの詳細は極秘事項らしく、担当者でも細かいところはわからず、他のお店の動向を見てのアドバイスでしたが、私の肌感覚によると「物による」ようです。実際に商品名、紹介文などをいろいろと書き換えながら試してみました。

と、これが結構大変な作業で、それら書き換えた内容が検索結果に反映されるには20〜30分程度かかるため、その頃に検索して順位の変動をチェック。上がっていればいいですが、落ちているなら再度手を加えなおして20〜30分待ちます。そして再び検索しなおして順位を確認…。延々とこの作業を繰り返します。

その結果、商品名をシンプルにして順位が上がったものもありますし、落ちたものもありました。逆に、従来通りの長い商品名のままでも上位に表示される場合もありました。これが先に書いた「物による」と感じた理由です。

作業の中で気がついたのが、商品名や紹介文を変えただけでは、どうしても上位へ行けない物がありました。文言を変えて上位へ上がったとしても「重し」があるように、ある順位から全く上がることが出来ないものがありました。

ふと、ある所の書き込みを思い出しました。それは「直近の販売数が影響する」というものです。以前もの変更前もそれが影響していたようですが、より売れ筋のトレンドを反映させるため、強まったのではないかというのです。

これは当たっているんじゃないかな〜、と感じています。

というのも、ウチの店は倉庫の引っ越しのためやむを得ず約一ヶ月ほど、店を閉めていた時期がありました。すると、その期間の売上データは存在しないことになります。もしも、検索のアルゴリズムで直近数カ月分の販売状況を参照されているとしたら、一ヶ月分の販売数がゼロになるため「全く売れていない」と判断されれば検索順位は落ちますし、文言の変更だけでは限界があります。

その証拠に売れ筋の商品は、文言の変更で10〜20位くらいに表示されて受注にも繋がっています。売れている商品と、そうでないものとの差が大きくなった状況です。

最近になって改善の兆しは見えてきました。それまで、くすぶっていた他の商品へも注文入るようになり、店を再開して数ヶ月が過ぎ、直近の売上データが揃ってきたからではないかと考えています。

ただ、PCからのアクセスは伸び悩み、スマホ経由のアクセスが伸びています。楽天自身もスマホアプリでの購入ならポイントの倍率を高めているので、スマホの存在が大きくなっています。その状況を踏まえて、スマホ画面でも詳細な説明な写真と説明を載せるようにしました。すると、PCよりもスマホのほうが、アクセスも売上も上回っています。

というようにSEO(検索エンジン最適化)は、時間も手間かかって大変ですが、何らかの手を加えると変動が現れます。業者によっては対策費用無料、成功報酬として「1つでも順位が上がれば成功報酬で料金を頂きます」とうたっているところもありますが、1つくらいの順位なら直ぐに変わります。何も対策をしなくても、たまたま売れた商品のデータが反映されて、順位があがることもありますからね。


アルゴ探検隊の大冒険