やる気スイッチは、どうすればオンになるんでしょうか?
先日、ムスメが欲しがった3DSとソフト「進撃の巨人」のことを書きました。「やる気」の話なので、学習ドリルの話かというと、そうではありません。ゲームの事です。
ムスメが欲しがっていた3DSですが、以前におもちゃ売り場で触ったことがあるマリオのゲームが欲しいと言い出しました。どういうことかと聞いてみると、「進撃の巨人」のミッションが思った以上に難しいらしく、嫌になってきた様子。
ゲーム「進撃の巨人」は巨人を倒しながらストーリーを進んでいくのですが、巨人と戦う前に操作をマスターするための訓練をクリアしなければなりません。Rボタンを押しつつXボタンを押して、赤いサークルが表示されたら更にボタンを押して…、と操作がやや複雑。画面に表示されるヒントも、漢字混じりなので、小学3年では習ってないものもあって理解が不十分なようです。
何度やっても時間内にクリアすることが出来ないので、過去にやったことがあるマリオに目が移り始めたようです。せっかく買ったゲームなのに、まともに遊ばず、すぐに次のゲームを与えるわけには行きません。
そこで、私が横について操作を細かく説明、少し手を貸しながらだと訓練ミッションをクリアすることができました。そして、やっと本編の巨人との対決に進め、巨人を倒せるようになり「メッチャ面白い!」と嬉しそうに遊びはじめました。
その様子を見て感じたのが、あれだけ欲しがっていたゲームソフトでも、出来なければイヤになり止めたくなるんだな〜と。でも、つまづいた部分を乗り越えて「自分にも出来た!」となると、面白さを感じて「やろう!」と思うもんなんだということ。
遊びではありますが、「やる気スイッチ」の入った瞬間を目の当たりにしました。これは今回のゲームだけでなく、過去の学習ドリルの時にもありました。
誰だって勉強は嫌なもので、はじめからやる気満々なコドモは居ません。ムスメもそうです。でも、たまにドリルを2枚だけやろう、と決めていたのに「もうちょっとやりたい」と、自分から言うことがありました。そんな時は、先の問題が出来た時なんですよね。「できた!」という経験が、もう少しやってみようという気にさせるようです。今まで知らなかった、新しいことがわかったという時は特に。
塾のCMでは、体のどこかに「やる気スイッチ」があって、そのスイッチをオンにすれば、本人のやる気が出てくる、と感じさせます。でも、実際にはそうではなく、出来たという経験が、やる気スイッチをオンにするんですね。