洗浄科学研究所

Webサイト制作コンセプト

洗浄科学研究所は、家庭用品メーカーのキクロン株式会社により運営されています。同社の業務用製品と洗浄に纏わる情報を集約したサイトで、主に飲食店、レストラン、給食向けのフードマーケット業界と、ビル清掃のビルメンテナンス業界をターゲットとしています。

フードマーケット業界では異物混入や食中毒など、衛生面に対する意識が非常に高いため、食品や食器、器具に対する最適な洗浄方法と、ツールを提案する形で製品の紹介をしています。例えば、スポンジは銘柄なを特に意識をせずに使用されていることが多いのですが、劣化によるちぎれや破損が異物混入に繋がるため、丈夫で高品質な製品が必要であることを、実測データや比較資料で紹介しています。

「洗浄の科学」コーナーは洗浄用スポンジへの理解を深めてもらうため、製造方法や種類の説明から始まり、研磨粒子の有無による洗いと磨きの違いや、経年劣化による変化の様子を写真や動画で説明しています。これらの情報を通じて低価格スポンジとの違いや、使用後の交換のタイミングを知ってもらうことで、異物混入や食中毒を未然に防ぐ管理面での意識改革と提案をしています。

「洗浄オペレーション」コーナーは、洗浄に対するより具体的な対応方法を提案することで、洗浄のオペレーションの効率化と最適化を訴えています。例えば洗剤・薬剤の種類と特長の説明では、汚れ落としと殺菌が違うことや、陥りやすい洗浄の勘違いへの気づきを紹介しています。また、厨房機器の洗浄方法は、図入りで丁寧に手順を載せたところ、ある給食協会から内容を共有したいとの問い合わせがあり、そこから講習会や営業活動へ繋がることができました。

製品のPRのため、その特長を列挙してもなかなか共感は得られないため、なぜそれが必要なのか、根拠を示しながら説明する必要があります。今のやり方では効率が悪い、出来ているつもりが出来ていないといった部分を例としてあげることで、気付きから企業や製品に対する信頼に繋がります。